広島の太陽

ボローニャ, 2011年8月6日19時30分
水に浮かぶ灯籠の追悼式

歴史の流れを変える出来事やそれまでの日常とその後との間に決定的な溝を作るような出来事が起きた日は、常にその時刻まで記憶に残るもので す。1945年8月6日8時16分に広島の上空で爆発した原爆。2011年3月11日14時45分に東北地方で発生した巨大地震とその直後に壊滅的な被害 をもたらした大津波。時間はその瞬間を正確に記憶に焼きつけ、多くの教訓と共にはっきりと心に留めます。

1980年8月2日10時25分で止まったままのもう一つの時計があるボローニャで、人類が意図的に行った初の原爆投下の日に灯籠流しの追悼会を行い、こうした歴史的な出来事を振りかえることは、平和や環境そして人と人、国を超えての団結を今一度考える機会となります。

今年の灯籠には、日本の東北地方を襲った震災と津波で亡くなった三万人近い犠牲者の方々への追悼の念もこめれています。

Il sole di Hiroshima